ポートフォリオで差がつく「作品の説明文」の書き方

「作品はできた。でも、どう説明したらいいかわからない」
転職活動で提出する自己PR資料、いわゆる「ポートフォリオ」を準備していると、こんな壁にぶつかる方がとても多いです。
デザインや制作のスキルはあるのに、いざ作品を人に見せる段階になると、説明文がうまく書けずに手が止まってしまう。
名古屋校で行っている作品への個別フィードバック(添削)でも、実はこの「説明文」の部分でつまずいている方を数多く見てきました。
今回は、採用担当者に伝わる作品説明文の書き方について、現場でよくある例を交えながらお伝えします。
作品だけでは伝わらない
まず知っておいていただきたいのは、作品そのものがどれだけ良くても、説明がなければ半分も伝わらないということです。
採用担当者は、完成した作品を見て「きれいだな」「かっこいいな」で終わらせるわけではありません。
むしろ知りたいのは、その作品の裏側にある思考のプロセスです。
こうした情報がないと、作品は「上手だけど、この人が何を考えて作ったのかわからない」という印象で終わってしまいます。
説明文で見られていること
添削をしていると、説明文を通して採用担当者が実際に見ているポイントが見えてきます。
それは大きく分けて次の3つです。
ポイント
- なぜこのデザインにしたのか
- 誰のために、何を解決しようとしたのか
- どんな制約の中で、どう工夫したのか
これらは、実際の仕事でクライアントやチームと関わるときに必要とされる力そのものです。
だからこそ、作品の完成度だけでなく、説明文の中身がしっかり見られているのです。
制作意図の書き方
では、実際にどう書けばいいのか。
基本の構成として、以下の流れをおすすめしています。
悪い例
「かわいいテイストのバナーを作りました。配色にもこだわりました。」
これでは、何のために、誰に向けて、どんな考えで配色を決めたのかが一切わかりません。
感想文のようになってしまっています。
良い例
「20代女性向けコスメブランドの新作案内バナーを想定して制作しました。
ターゲット層に親しみを持ってもらえるよう、パステル系の配色を選び、文字量を抑えることで、スマートフォンでも情報が一目で伝わるレイアウトを意識しています。」
同じ作品でも、書き方ひとつで伝わる情報量がまったく違うことがわかると思います。
改善点を書く意味
「改善点なんて書いたら、マイナス評価になるのでは?」と不安に思う方もいますが、これは逆です。
改善点を自分の言葉で書けるということは、自分の作品を客観的に振り返る力があることの証明になります。
むしろ改善点が一切ない説明文の方が、「本当に自分で考えて作ったのかな」と疑問を持たれてしまうことすらあります。
「もっとこうすればよかった」と素直に書けることは、成長し続けられる人材であることのアピールにもつながります。
添削で相談できます
ここまで説明文の書き方をお伝えしましたが、実際に自分の作品にあてはめて言語化するのは、一人だとなかなか難しいものです。
名古屋校では、ポートフォリオの添削を通して、一人ひとりの作品に合わせた説明文の組み立て方を一緒に考えています。
「何を書けばいいかわからない」という段階からでも大丈夫です。
まずは今の状態を見せていただき、そこから一緒に整理していきましょう。
ポートフォリオ全体の作り方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ポートフォリオって何?作品集との違いから作り方まで完全ガイド
ポートフォリオとは作品集と何が違うのか?採用担当者が重視するポイントや、未経験者でも作れる内容・構成・作り方を徹底解説。デザイン業界への転職や就職に役立つ、実践的なポートフォリオ完全ガイドです。
説明会では、ポートフォリオの相談だけでなく、転職活動の進め方についてもお話ししています。
少しでも気になる方は、ぜひお気軽にお申し込みください。
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