ロゴを作る前に考えたいこと。形より先に決めるべき3つの視点

ロゴを作る前に考えたいこと。形より先に決めるべき3つの視点

ロゴは「形」から考えると失敗しやすい

「ロゴを作ってみたい」と思ったとき、多くの人がまずやってしまうのが、PinterestやInstagramで「かっこいいロゴ」を検索することです。
おしゃれな事例を集めて、気に入った雰囲気を真似てみる。
一見、効率的なやり方に見えます。

Pinterestでおしゃれなロゴ画像を眺めながら悩んでいる人のイラスト

もちろん、参考を集めること自体は悪いことではありません。
ただ、「形」から入ってしまうと、なんとなく見た目は整っているのに、なぜこの形にしたのか説明できないロゴになりがちです
フォントを何十種類も試し、色を何パターンも変えてみて、最終的に「なんとなくこれが一番かっこいい気がする」で決めてしまう。
これでは、後から「なぜこのデザインなんですか」と聞かれたときに、答えに詰まってしまいます。

これは、デザイン経験がないから起きることではありません。
経験のあるデザイナーでも、順番を間違えると同じことが起きます。
ロゴ作りで最初にすべきなのは、ツールを開くことでも、参考画像を集めることでもなく、「何を伝えるロゴにするか」を言葉にしておくことです。
形は、その言葉を映す器にすぎません。

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センスがなくても大丈夫!最初に決めるべき3つの視点

「自分にはセンスがないから、良いロゴなんて作れない
名古屋校の説明会でも、よく聞く不安の声です。

先日の説明会でも、社会人の方から「絵心もセンスもないのですが、ロゴみたいなデザインって作れるようになりますか」というご質問をいただきました。
お話を伺うと、その方は普段からアイコンやロゴを見て「なんとなく好き・嫌い」は感じるものの、なぜ好きなのかを言葉にしたことはなかったそうです。実はこれは珍しいことではなく、多くの方が同じところから始まります。
カリキュラムの中では、まず「誰のため・どんな印象にしたいか」を言葉にする練習から入るので、絵を描くのが得意かどうかはあまり関係がありません、とお伝えしました。

ロゴ作りで最初に必要なのは、センスよりも整理する力です。
形を決める前に、次の3つを言葉にしておくだけで、驚くほど作りやすくなります。

視点 考えること
誰のためのロゴか 年齢層・業種・性別など、どんな人に見てほしいかを具体的にイメージする
どんな印象にしたいか 信頼感・親しみやすさ・先進性・伝統など、目指す方向性に優先順位をつける
どこで使うロゴか 名刺・看板・SNSアイコンなど、使う場所によって適した形は変わる

💡 ここがポイント

この3つを紙に書き出すだけで、「なんとなくかっこいい形」ではなく「このブランドだから、この形になった」というロゴに近づきます。

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競合との差はここで生まれる(言語化できているかどうか)

初心者がつまずきやすいのは、実は技術面よりもこの「言語化」の部分です。

添削をしていると、最初の課題では「とりあえずかっこいい形」を作ってくる受講生が多い傾向にあります。
フォントや配色にはこだわっていても、「なぜこの形にしたのか」を聞くと言葉に詰まってしまう、というケースです。

そこで、一度手を止めて「誰に、どんな印象を伝えたいか」を紙に書き出してもらうと、次の提出物からは修正の理由を自分で説明できるようになる方がほとんどです。

技術的な指導よりも先に、この言語化のステップを挟むだけで、作品の説得力が大きく変わります。

⚠️ 注意点

言葉で説明できないまま形を作ると、「なんとなくかっこいい」で止まってしまい、修正の方向性も定まりません。
フィードバックをもらっても「もっとかっこよくしてください」としか言えず、直すたびに迷子になってしまいます。
これは技術が足りないのではなく、最初の言語化が足りていないサインです。

逆に、誰のため・どんな印象・どこで使うかを言葉にできていれば、「ここはもう少し柔らかい印象にしよう」「文字はもっと太くして視認性を上げよう」と、直す理由をもって修正できます
修正のたびに軸がぶれないので、最終的な完成度も安定します。

デザインの現場で評価されるのは、感覚だけに頼らず、理由を持って形にできる力です。
これはロゴに限らず、Webデザインやグラフィックデザイン全般に共通する基礎力でもあります。
裏を返せば、ロゴ制作の練習は、デザイン全体の思考力を鍛える最初の一歩にもなります。

いきなり清書しない!ラフ案を広げる大切さ

3つの視点が言葉になったら、次はいきなりパソコンで清書せず、手描きのラフを何案か描いてみましょう。

紙とペンでざっくり形を出す工程を挟むことで、頭の中だけで考えるより多くのアイデアが生まれます。
パソコンで作業を始めると、フォントや色の細かい調整に意識が向いてしまい、大きな方向性を比較検討しにくくなるためです。

1案に絞り込む前に、方向性の違うラフを3〜5案ほど並べてみましょう。
丸みのある形、直線的な形、文字だけのロゴ、シンボルを組み合わせたロゴなど、あえて振り幅を持たせて描いてみるのがポイントです。
並べて見比べると、「誰のため・どんな印象・どこで使うか」という最初に決めた軸に、どの案が一番合っているかが自然と見えてきます。

まとめ:ロゴ制作はデザインの基礎力そのものを鍛える

ロゴ作りは、単なる「かっこいい形を作る作業」ではありません。
誰のために、どんな印象を、どこで伝えるかを整理し、理由を持って形にする——この一連の考え方は、Webデザインやグラフィックデザイン全体に通じる基礎力です。

「センスがないから」と最初から諦めてしまうのはもったいないことです。
むしろ、形より先に考える力は、練習すれば誰でも身につけられます。
実際、最初はセンスに自信がなかった人ほど、言語化のプロセスを丁寧に踏むことで、説得力のあるデザインを作れるようになっていきます。

💡 ここがポイント

デジタルハリウッドSTUDIO名古屋では、こうした「言語化する力」を添削を通して丁寧にサポートしています。
ロゴやグラフィックデザインに少しでも興味を持った方は、まずは説明会でどんなことを学べるのか、気軽に聞いてみてください。

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投稿者プロフィール


デジタルダイブ
株式会社デジタルダイブ サービス担当者

デジタルハリウッドSTUDIO名古屋を運営。1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋・東京・大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。

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