JavaScript

JavaScriptとは？

JavaScript（ジャバスクリプト）とは、Webブラウザの中で動くプログラミング言語です。
HTMLやCSSだけでは作れない「動き」や「機能」をWebページに追加することができます。
名前が似ていますが、Javaとは全く別のプログラミング言語です。

JavaScriptはHTMLの中にプログラムを書くだけで動かすことができ、特別なソフトを用意しなくてもすぐに試せるのが特徴です。
昔のWebページはほとんど文字を並べるだけでしたが、現在はJavaScriptのおかげでスライダー、スクロールアニメーション、動画再生、チャット機能など、動きのあるWebサイトを作れるようになっています。

JavaScriptが使われている場所

JavaScriptは、ほぼすべてのWebブラウザに「実行環境」が標準で入っているため、Webサイト・Webサービス・Webアプリの開発で広く使われています。

また、JavaScriptはクライアントサイド（ブラウザ側）だけではなく、サーバーサイドでも使える言語です。
サーバーサイドで使う代表的な技術が「Node.js」で、これにより同じ言語（JavaScript）だけでWebアプリ全体を作れるようになりました。

JavaScriptが人気の理由

世界中のエンジニアから高い人気があり、StackOverflowの調査ではフルスタックエンジニアの85％が仕事でJavaScriptを使っていると回答しています。
「地球上で最も広く使われる言語」とも言われるほどです。

多くのWebサービス（大企業のサイトやSNSなど）でもJavaScriptが使われており、普段使っているサイトにも実はたくさんJavaScriptが動いていますが、ユーザーは気づかないことが多いほど自然に動作しています。

JavaScriptの特徴と強み

① 即時性が高い（動作が速い）

JavaScriptは、Webブラウザの中（クライアントサイド）で処理するため、サーバーとの通信を行わずに結果を表示できます。
そのため、他の言語よりもタイムラグが少なく、操作に対してすぐ反応させられるのが強みです。

② クライアントとサーバーの両方で使える

以前は「サーバーサイド＝PHPやJava」「ブラウザ側＝JavaScript」という分担が一般的でした。
しかし、Node.jsなどの技術により、サーバー側でもJavaScriptが使われるようになりました。

サーバーもクライアントも同じ言語にすることで、以下のメリットがあります。

• 開発者が両方の処理を理解しやすい
• コミュニケーションコストが減る
• 開発スピードが上がり、コストも抑えられる

③ Web開発では必須に近い言語

現在のWeb制作では、動きのあるページやアプリ機能を作るためにJavaScriptはほぼ必須の技術です。学習難易度も比較的低いため、初心者でも取り組みやすい言語のひとつです。