Webサイト制作で最初に決めるべき「目的」と「導線」

Webサイト制作で最初に決めるべき「目的」と「導線」

「かわいいサイトができた」「かっこいいデザインになった」。
授業や添削の中で、そう言って嬉しそうに見せてくれる受講生はたくさんいます。
でも、そのすぐあとにこう聞くと、少し表情が変わることがあります。

「このサイト、見た人にどう動いてほしい?」


きれいに作れたことと、成果につながる作り方ができていることは、実はイコールではありません。
今日は、Webデザインを学び始める前に知っておいてほしい「目的」と「導線」の話をします。

Webデザインは見た目だけではない

Webサイトは、アートではなく「道具」です。
会社の魅力を伝えるためだったり、商品を買ってもらうためだったり、資料請求してもらうためだったり。
必ず「何かをしてほしい」という役割を背負っています。

配色やフォント、写真の選び方はもちろん大切です。
ただ、それだけを磨いても、見た人が「で、結局どうすればいいの?」と迷って離脱してしまえば、そのサイトは目的を果たせていません。

⚠️ 添削でよくあるケース

見た目のクオリティは高いのに、「このサイトは誰に何をしてほしいのか」が最後までわからないまま完成してしまう作品を、実はよく見かけます。

少し前に、あるカフェの新規オープンを想定した課題で、受講生が作ったサイトがありました。

写真の余白の取り方も配色も丁寧で、パッと見た瞬間に「おしゃれなお店だな」と伝わってくる、完成度の高いデザインでした。

ただ、実際にページを上から下まで見ていくと、メニューや店内写真は並んでいるのに、「予約する」ボタンも「アクセスを見る」導線もどこにもない。

良いお店だと思ってもらえても、そこから先どう動けばいいのかが分からないまま終わってしまう作りだったんです。

目的を決める

制作に入る前に、まず整理したいのが「目的」です。

💡 制作前に整理したい3つのこと

①誰に見てもらいたいのか(ターゲット)

②見た人にどうなってほしいのか(ゴール)

③そのために、具体的に何をしてもらいたいのか(CTA=「資料請求する」「問い合わせる」といった、ボタンなどで促す行動のこと)

たとえば「資料請求ページ」であれば、ゴールは「資料請求してもらうこと」。
だとすれば、価格や特徴を並べるだけでなく、「今の自分に合っているかも」と感じてもらうための不安解消の情報や、資料請求ボタンの位置・文言まで、すべてが目的から逆算して決まっていきます。

デザインを始める前にこの3つを言葉にできているかどうかで、完成するサイトの説得力はまったく変わってきます。

導線を考える

目的が決まったら、次はその目的まで人を迷わせずに連れていく「導線」です。

導線とは、ページを見た人が自然に次のアクションへ進めるような流れのこと。
気になる→もっと知りたい→安心できた→行動する」という気持ちの変化に合わせて、情報とボタンを配置していくイメージです。

たとえば説明会予約を促したいページなら、いきなり「今すぐ予約」だけを置いても人はなかなか動きません。
まず不安に寄り添う情報を見せて、納得してもらったうえで背中を押す。
そんな順番の設計が導線です。

情報の順番を整理する

導線を作るうえで欠かせないのが、情報の優先順位です。

すべての情報を同じ強さで見せてしまうと、読み手はどこを見ればいいのかわからなくなります。
優先順位を決めてから配置することで、初めてデザインが「伝わるもの」になります。

順番伝える内容
①まず伝えること誰のための、何のページかがひと目でわかる情報
②気になった人が次に知りたいこと詳細・特徴・実績など、納得材料になる情報
③最後に背中を押す情報不安解消・CTA(資料請求・説明会予約など)

見た目の作業に入る前に、紙やメモに「何を、どの順番で伝えるか」を書き出してみる。
これだけでも、完成するサイトの質は大きく変わります。

現場で求められる力

制作会社でもインハウスのWeb担当でも、実務で求められるのは「きれいに作る力」だけではありません。
「なぜこの配置なのか」「なぜこの導線なのか」を、目的やターゲットに基づいて説明できる力です。

こうした「目的から逆算して考える力」は、独学だと気づきにくいポイントでもあります。

STUDIO名古屋のWebデザイナー専攻では、見た目の作り方だけでなく、この考え方も課題添削を通じて一緒に鍛えていきます。

「センスがないと無理そう」と感じている方こそ、実は理論と考え方の順番を知ることで、驚くほどデザインの説得力が変わっていきます。

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投稿者プロフィール


デジタルダイブ
株式会社デジタルダイブ サービス担当者

デジタルハリウッドSTUDIO名古屋を運営。1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋・東京・大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。

【許認可】

一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他

【有資格】
愛知県 競争入札参加資格、名古屋市 競争入札参加資格、全国 競争入札参加資格、全省庁 競争入札参加資格 他