AI時代のデザイナーに必要なのは、作らせる力ではなく修正指示を出す力


「AIがあれば、デザインを勉強しなくてもいいのでは?」
最近、説明会や受講相談で本当によくいただく質問です。
たしかに、AIに「おしゃれなバナーを作って」「Webサイトをデザインして」とお願いするだけで、それらしいものが数十秒で完成する時代になりました。
でも、実際に受講生の作品を添削していると、「作ること」よりも「直すこと」のほうが何倍も難しいと感じます。
わたしたちが添削でお伝えしているのも、「ここを直してください」だけではありません!
この理由までセットで説明しています。
AIがどれだけ進化しても、この「修正する理由を考え、言葉で伝える力」は、人が身につけなければいけない部分です。

今回は、AI時代だからこそ必要になる「修正指示を出す力」について、トレーナーとして日々感じていることをお話しします!
AIが進化しても「修正」は人の仕事
AIは非常に優秀です。
デザインのたたき台を作るスピードは、人より圧倒的に速いでしょう。
しかし、実際の仕事では「一発OK」で終わることはほとんどありません。
「もっと女性向けに」
「高級感を出したい」
「この商品が一番目立つように」
そんな修正依頼が何度も繰り返されます。
つまり、デザイナーの仕事は「作ること」だけではなく、「より良く直し続けること」でもあります。
ここはAIだけでは完結しません。
「余白をもう少し広げよう」
「視線誘導が弱いからレイアウトを変えよう」
「情報の優先順位を整理しよう」
こうした判断には、デザインの基礎知識と経験が必要です。
なぜデザインの基礎を学ぶ必要があるのか

「AIが作ってくれるなら、基礎はいらないのでは?」
そう思う方もいるかもしれません。
ですが、添削をしていると、基礎知識の有無でAIの使い方に大きな差が出ることを何度も見てきました。
たとえば受講生がAIでデザインを作ったとき、
「なんとなく違和感がある」
とは感じても、
「文字のジャンプ率が弱い」
「視線誘導ができていない」
「余白のバランスが崩れている」
と具体的に言葉にできないケースが少なくありません。
AIは修正指示が具体的であるほど、期待に近い結果を返してくれます。
逆に「もっとおしゃれにしてください」では、何度作り直しても理想に近づかないことが多いです。

つまり、AIを上手に使うためにも、デザインの基礎は欠かせません!!
添削で一番伝えているのは「なぜ直すのか」
わたしたちが添削で大切にしているのは、「正解を教えること」ではありません。
「なぜその修正が必要なのか」を理解してもらうことです。
例えば、
「ボタンを赤に直してください」
だけなら、思考停止ですぐに終わります。でも、
「ユーザーの視線を集めたいから赤にした方が良いですね!」
「背景とのコントラストを上げてクリック率を高めたいから赤にしましょう!」
という理由まで理解できれば、次からは自分で判断できます。
AIにも同じことが言えます。
「赤にして」
ではなく、「CTAなので視認性を高めたい」
「競合サイトとの差別化をしたい」
と指示できれば、生成結果は大きく変わります。

添削は、「AIに指示を出す練習にもなっているな」と感じてしまうほど、言語化能力、説得力を持って行っているんですよ!
AIだけでは難しい現場の判断
AIは便利ですが、現場では使えないケースもあります。
例えば、
こうした案件では、人の手で制作することが求められます。
また、AI活用をめぐって企業や制作者が批判を受ける事例もよくあります。
こうしたものの多くは、企業やブランイメージの乖離や、○○に画風が似ているなど当事者ですら思いもよらない批判によるものです。
また、AIの学習元が不透明なのも要因になっています。
ですが、AI活用そのものが悪いわけではありません。
ただ、「どこまでAIを使うのか」を判断できる知識も、これからのデザイナーには必要になります。

何度も言いますが、AIを使えるだけでは、Webデザイナーとしてやっていくのは難しいのが現状です。
必ず、各デザイナーのスキルが必要な場面があるので、しっかり学びましょう!
AIを使う受講生がつまずくポイント
最近は、課題制作でもAIを活用する受講生が増えています。
その中で、よく見かける悩みがあります。

デザイン用語が分からず、修正指示を書けない…

プロンプトが曖昧で何度も作り直してしまう…

AIが作ったものが良いデザインなのか判断できない!

見た目だけに目がいって、コーディングや保守管理を考えられていない気がする…
実際に添削をしていて感じるのは、「AIが悪い」のではなく、「評価する基準」がまだ身についていないケースが多いということです。
だからこそ、まず基礎を学ぶことが近道になると感じています。

まずは、デザイン用語とルールを覚えましょう!
AI時代に人が身につけたい5つの力
これからのデザイナーに求められるのは、デザインソフトの操作だけではありません。
| 良いデザインを判断する力 | AIの提案をそのまま採用するのではなく、「本当に伝わるデザインか」を見極める力です。 |
| デザインを言語化する力 | 「かっこいい」ではなく、「余白を広く取りたい」「情報の優先順位を整理したい」と説明できる力です。 |
| 修正指示を出す力 | AIにも、人にも、同じように伝えられる能力です。 |
| コーディングや運用まで考える力 | 制作後の更新しやすさや保守性まで考えられるデザインは、現場で高く評価されます。 |
| クライアントに説明する力 | 「なぜこのデザインなのか」この説明ができる人は、AIには置き換えられません。 |
AIは「答え」を作る道具ではなく、「考える相棒」
わたしたちはAIをよく使います。
構成を考えることもありますし、アイデア出しに付き合ってもらうこともあります。
でも、最後の判断は必ず人がしています。
「本当にこれで伝わるだろうか」
この問いを何度も繰り返しながら、ブラッシュアップしています。
AIは便利なパートナーですが、完成品をそのまま採用する存在ではありません。
一緒に考え、改善していく相棒として使うほうが、ずっと力を発揮してくれます。
AIをもっと活用するための質問・修正指示のコツ
では、どのようにAIに指示を出したらよいのでしょうか?
AIへの指示は、「作って」で終わらせないことがポイントです。
例えば、
- ターゲットは誰か
- 何を一番伝えたいのか
- どんな印象を持ってほしいのか
- 競合との違いは何か
- 改善したいポイントはどこか
こうした情報まで伝えると、AIの提案はぐっと精度が上がります。
さらに、
「余白が狭く見える理由を教えて」
「視線誘導の観点で改善案を出してください」
「情報設計の問題点を指摘してください」
といった"考えさせる質問"を投げると、AIはより頼れる相談相手になります。
AI時代だからこそ、デザインを学ぶ価値は大きくなる
AIによって作業はどんどん効率化されるでしょう。
だからこそ、人には「考えること」がより求められるようになります。
企画を考える力。
マーケティングを理解する力。
クライアントへ説明する力。
そして、AIに的確な修正指示を出す力。
これらは、デザインの基礎を学ぶ中で少しずつ身についていきます。
わたしたちは日々の添削を通して、「デザインを作る技術」だけではなく、「考え方」まで一緒に身につけてもらいたいと思っています。
AIが進化する時代だからこそ、基礎を学ぶ意味は、これまで以上に大きくなっていくはずです。
AI時代でも通用するデザイン力を、一緒に身につけませんか?
デジタルハリウッドSTUDIO名古屋では、PhotoshopやFigmaなどの操作方法だけではなく、「なぜそのデザインなのか」を考え、言葉で説明できる力まで大切にしています。
トレーナーとの添削では、一つひとつの修正理由を丁寧にフィードバックするので、AIでは身につけにくい「判断力」や「修正指示を出す力」もしっかり育てられます。
AIを味方にしながら、これからの時代に選ばれるデザイナーを目指したい方は、ぜひ一度説明会へお越しください。
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投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
デジタルハリウッドSTUDIO名古屋を運営。1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋・東京・大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
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