Webディレクターという働き方。作るだけではないクリエイティブ職の選択肢!

Webデザインを学んでいると、ふと「自分は"作る"ことよりも、全体をまとめたり進めたりする方が向いているかも」と感じる瞬間はありませんか。
説明会やポートフォリオ相談の場でも、そんな声をよく聞きます。
実はWeb業界には、デザインやコーディングだけでなく、企画や進行管理を担う「Webディレクター」という働き方があります。
この記事では、Webディレクターの仕事内容や必要なスキル、未経験から目指す際の学び方まで、名古屋校での相談例も交えてお伝えします。
Webディレクターとは?「作る人」ではなく「まとめる人」
Webディレクターは、Webサイトや制作物そのものを手を動かして作る職種ではなく、クライアントの要望を整理し、デザイナーやコーダー(コードを書いてサイトを実際に組み立てる担当)、時にはマーケティング担当までを巻き込みながらプロジェクト全体を進行させる仕事です。
企画段階でのヒアリングから、スケジュールや予算の管理、公開後の効果検証まで関わる場面は幅広く、いわば制作現場の「まとめ役」と言えます。
💡 ここがポイント
説明会でも「デザインは好きだけど、細かい作業よりも全体を見渡す方が得意かもしれない」という相談をいただくことがあります。
実際に、ある説明会にいらした30代の方は「ポートフォリオの見た目より、複数の案件を並行して進めるスケジュール管理の話の方が、聞いていてワクワクした」と話していました。
そこで「それはディレクター寄りの仕事かもしれませんね」とお伝えすると、それまで漠然としていた進路が少し具体的になったのが印象的でした。
作ることと、まとめること。
どちらも価値のある専門性だと考えてよさそうですね。

Webデザイナーとの違いは?役割の境界線
WebディレクターとWebデザイナーは、同じプロジェクトに関わっていても見ている範囲が違います。
デザイナーはページのビジュアルやユーザー体験の設計に集中するのに対し、ディレクターはサイト全体の目的やターゲット、予算、スケジュールといった、いわば「プロジェクトの土台」を管理する立場です。
とはいえ、この二つはきれいに分かれているわけではなく、現場では役割が重なることも珍しくありません。
名古屋校の卒業生でも、デザイナーとして採用されたのち、進行管理まで任されるようになったというケースがちらほらあります。
たとえば、中小企業のWeb担当として就職した卒業生の一人は、入社半年ほどでバナー制作だけでなく、他部署からの制作依頼を整理してスケジュールを組む役割まで任されるようになったと聞いたことがあります。
デザインの実務が分かるからこそ、無理のない納期感覚で調整できたのだと思います。
デザインが分かるディレクターは、デザイナーに的確な指示を出せるため、現場からの信頼も厚くなりやすい傾向があるようです。
| 働く環境 | 求められる役割の重心 |
|---|---|
| 制作会社 | 複数クライアント案件を並行して回す進行管理力 |
| 事業会社(自社サイト運営) | 自社サービスの改善提案まで踏み込む役割 |
自分がどんな環境で働きたいかを考えるヒントにしてみてください。
Webディレクターに必要な力
Webディレクターに求められる力としてよく挙げられるのが、コミュニケーション力、進行管理力、そして意外に見落とされがちな「デザインを見る目」です。
クライアントの要望とデザイナーの意図がずれていないかを判断し、必要であれば橋渡しをする場面が多いため、デザインの基礎知識は大きな武器になります。
添削の場でも、「もっと目立たせてほしい」と一言だけ伝えると手が止まってしまう受講生がいる一方で、「見出しの文字サイズを上げて、余白を広めに取ると視線が集まりやすくなりますよ」と具体的に伝えると、次の提出物で的確に反映してくる受講生もいます。
こうした違いは、デザインの理屈を自分の言葉で理解できているかどうかで生まれているように感じ、後々ディレクション寄りの仕事に進んだときの苦労の差にもつながっているようです。
手を動かす経験は、まとめる仕事にもそのまま活きてくるということですね。
未経験からWebディレクターを目指すときの学び方
未経験からWebディレクターを目指す場合、いきなりマネジメントの知識だけを学ぶよりも、Web制作の基礎を一通り経験しておくことをおすすめします。
理由はシンプルで、デザインやコーディングの大変さ・面白さを知らないままだと、現場でのやり取りに実感が伴いにくいからです。
学び方の一例としては、次のようなステップが考えられます。
💡 未経験からの学び方4ステップ
①Webデザインの基礎(レイアウト・配色・情報設計)を一通り学ぶ
手を動かすことで、指示を出す側になったときの解像度が上がります。
②簡単なサイトやLPを実際に作り、制作の工程を体験する
作る側の大変さを知っておくと、無理のない進行を組み立てやすくなります。
③ヒアリングから公開までの流れを、模擬プロジェクトとして体験してみる
全体の流れを一度でも経験しておくと、実務でのイメージがつかみやすくなります。
④スケジュール管理や進行の考え方を、書籍や講座で補強する
制作の基礎と組み合わせることで、知識が実感を伴ったものになります。
名古屋校でも「デザイナーを目指して入学したけれど、進行管理の面白さに気づいた」という声を耳にすることがあり、学び始めた時点では気づかなかった適性が見えてくることは珍しくないようです。

こんな人はWebディレクター向き
Webディレクターに向いているかどうかは、性格診断のようにきっぱり分かれるものではありませんが、傾向として挙げられる特徴はあります。
全体の進行を俯瞰するのが苦にならない人、意見が違う相手との調整を面倒に感じすぎない人、そして「自分がすべて作らなくてもいい」ことにやりがいを感じられる人は、ディレクション業務と相性が良いと言われることが多いです。
名古屋校での学習相談でも、課題の進め方や質問の仕方から「この人はまとめ役の方が力を発揮しそうだな」と感じる場面があります。
たとえば、課題でつまずいたときに「どこが分からないか」を一つずつ整理してから質問しに来る受講生がいます。
感覚だけで「うまくいかない」と伝えるのではなく、状況を順序立てて説明できる人には、ディレクターの仕事に近い資質を感じることがあります。
もちろん、これはあくまで傾向であり、実際に手を動かしながら適性を確かめていくのが一番確実です。
⚠️ 注意点
向き・不向きは性格診断のように断定できるものではありません。
じっくり一つの作品と向き合うことに一番の喜びを感じる人は、無理にディレクション寄りに進路を寄せる必要はありません。
デザイナーとして技術を極めていく道も、もちろん立派なキャリアです。
どちらが向いているかを早く決めつけすぎず、学びながら少しずつ見極めていく姿勢で十分だと思います。
まとめ
Webディレクターは、デザインやコーディングを直接手がける仕事ではありませんが、制作全体を見渡し、まとめていく専門性が求められる仕事です。
デザイナーとの違いを理解しつつ、デザインの基礎を学んでおくことは、ディレクターを目指すうえでも大きな強みになります。
「作ることだけが正解ではないかもしれない」と感じている方は、まずは基礎を学びながら、自分に合った働き方を探ってみてはいかがでしょうか。
名古屋校では、そうした進路の相談も説明会で受け付けています。
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投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
デジタルハリウッドSTUDIO名古屋を運営。1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋・東京・大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
【許認可】
一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他
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