初めてのデザイン模写、迷わず進められる5つのステップ【初心者向け】


Illustratorの使い方はなんとなく覚えたけれど、次に何をすればいいのか分からない…
名古屋校の体験授業でも、こんな声をよく聞きます。
多くの方が最初にすすめられるのが、すでにあるチラシやポスターを真似して作ってみる「デザイン模写」です。
ただ、いざやってみようとすると「どこまで同じに作ればいいの?」「フォントが同じじゃなくてもいいの?」と、手が止まってしまう人が少なくありません。
この記事では、初めてデザイン模写に挑戦する方向けに、題材の選び方から具体的な手順、完成後の振り返り方まで、無理なく進められるやり方を紹介します。
デザイン模写は何のためにするのか

デザイン模写と聞くと、単なる「コピーの練習」に思えるかもしれません。
でも、模写で本当に鍛えられるのは、IllustratorやPhotoshopの操作そのものよりも「良いデザインを観察する力」です。
自己流でゼロから作ろうとすると、どうしても知っている表現の範囲でしか手が動きません。
一方、すでに完成されたデザインを真似ようとすると、「なぜこの余白の広さなのか」「なぜこの位置に価格を置いているのか」といった、普段は意識しない判断の理由に、一つひとつ向き合うことになります。
もちろん、ツールの操作に慣れるという実用的な効果もあります。
模写は、観察力と操作スキルを同時に鍛えられる、初心者にとって効率のよい練習方法だといえます。

良いデザインを観察して、デザインの引き出しを増やしていきましょう!
初めての模写に向いている題材の選び方
最初の一枚で意識したいのは、情報量が少なく、構造がシンプルな題材を選ぶことです。
いきなり写真をたくさん使った複雑なポスターや、装飾の多いチラシを選んでしまうと、細部の再現に時間を取られ、肝心のレイアウトの考え方まで手が回らなくなってしまいます。
まずは、見出し・テキスト・図形程度で構成された、情報の少ないチラシやバナーから始めるのがおすすめです。
💡 題材選びの3つの目安
・文字の分量が少ない(キャッチコピー+数行の説明程度)
・使われている色が3色以内
・写真や図形の要素が1〜2個程度
この条件に当てはまるものであれば、街中のチラシでも、Webデザインギャラリーサイトのバナーでも構いません。
自分が「見ていて心地よい」と感じるデザインを選ぶと、模写の途中でも観察が続けやすくなります。
大きい部分から作る、模写の5ステップ
題材が決まったら、次は「どこから手をつけるか」です。
ここでつまずく人の多くが、最初から文字のフォントや細かい図形の形をぴったり合わせようとして、時間がかかりすぎて途中で挫折してしまいます。
模写は、次の順番で進めると迷いにくくなります。
サイズを確認する
題材のサイズ・比率を確認し、同じサイズでアートボード(Illustratorで作業するスペース)を用意する
大きなブロックを配置する
文字や写真の細部にはまだ触れず、四角形で大まかな塊の位置を置いていく
文字を入れる
ブロックの中に実際のテキストを流し込み、フォントサイズや行間もおおまかに近づける
色をつける
背景色・文字色・アクセントカラーを順に確認し、近い色を作る
写真・図形を仕上げる
写真の切り抜き方やアイコン、装飾の図形を再現する
💡 ここがポイント
大きい要素から小さい要素へ進むこと
細部から作り始めると、後になって全体のバランスがずれていることに気づき、作り直しになりがちです。
同じフォントや素材がなくても大丈夫。「役割を近づける」という考え方
模写を始めると、必ずといっていいほど「元のデザインと同じフォントが手元にない」という壁にぶつかります。
ここで完全に同じ書体を探すことにこだわりすぎると、模写そのものが止まってしまいます。
💡 ここがポイント
大切なのは、フォントや素材そのものを一致させることではなく、その要素が担っている役割を近づけること
例えば、太くて丸みのあるフォントが「親しみやすさ」を演出しているなら、手元にある似た印象のフォントに置き換えれば十分です。
写真素材も同様で、同じ被写体でなくても、明るさや構図の雰囲気が近いものを選べば、レイアウトの練習としての目的は果たせます。
模写のゴールは、完全なコピーを作ることではありません。
なぜそのデザインが成立しているのかを、手を動かして理解すること。
それが本当の目的です。
完全一致にこだわりすぎず、役割単位で近づける発想を持つと、最後まで手が止まりにくくなります。
完成後にやりたい振り返りと、著作権面で気をつけたいこと
模写が完成したら、それで終わりにせず、必ず元のデザインと見比べる時間を取りましょう。
具体的には、完成した自分の模写を元のデザインに重ねてみたり、画面に並べて表示したりして、ずれている箇所を確認します。
「思ったより余白が狭かった」「文字の大きさが揃っていなかった」など、作っている最中には気づけなかった発見が出てくるはずです。

最初は文字の細部ばかり気にしていた受講生さんですが、完成後に元のデザインと並べて比較してみたら…
実は文字よりも余白の取り方が全然違っていたことに気づいて、そこから急にレイアウトの精度が上がっていくという場面をよく見かけます!
細部を合わせることよりも、全体を見比べる習慣のほうが、上達につながりやすいのかもしれませんね。
まとめ
デザイン模写は、最初の題材選びと手順さえ間違えなければ、決して難しい練習ではありません。
情報量の少ない題材を選び、大きなブロックから小さな要素へと順番に進めることで、ツールの操作とレイアウトを見る目を同時に育てていくことができます。
もし「この模写のやり方でいいのか」「次は何を練習すればいいのか」と迷ったときは、実際の作品を見ながら一緒に確認することもできます。
気になる方はぜひ一度相談してみてください。
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投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
デジタルハリウッドSTUDIO名古屋を運営。1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋・東京・大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
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