Mac派?Windows派? 学ぶPCはどう選ぶ?

Mac派かWindows派か、より先に確認したいこと
「デザイナーはMacを使う」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
たしかにグラフィックデザインの現場ではMacを使う人が今も多く、フォント環境や色の管理に慣れがある分、違和感なく使える場面は多いです。
ただ、現在はWindowsでもIllustrator・Photoshopは問題なく動作しますし、色の管理も実用レベルで可能になっています。
受講生を見ていても、Windowsで学習を始めて特に困っていない人がほとんどです。
むしろ相談の中で多いのは「OSより先に、今のパソコンのスペックが足りているかどうか」という点。
OSの好みは人それぞれで構いませんが、判断の最初の一歩にする項目ではない、ということはまず知っておいてください。
まずはそこから確認していきましょう。

見るべき5項目
Adobeが公開しているIllustrator・Photoshopの技術要件をもとに整理すると、確認すべきポイントは次の5つに絞られます。
| 項目 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 対応OS・CPU | 最新のWindows・macOSに対応 | 古すぎるとインストールできない場合も |
| メモリ(RAM) | 最低8GB、できれば16GB | 複数ソフト同時起動で不足しやすい |
| SSD容量 | 余裕を持った容量 | 作業ファイル+CC同期分も必要 |
| 画面サイズ・解像度・色 | 13インチ以上、色域も確認 | 目・手の負担、色の再現性に影響 |
| GPU・外部接続 | 生成AI機能を使うなら要チェック | 重い処理の快適さに影響 |
一つひとつは難しい話ではありません。
順番に照らし合わせていけば、自分の候補が「足りているか」「足りていないか」は判断できます。
たとえば家電量販店のPOPやECサイトの商品名だけを見て選ぼうとすると、「グラフィック向け」「クリエイター向け」といった曖昧な言葉に惑わされがちです。
そうした言葉ではなく、この5項目の数値そのものを商品ページのスペック表と照らし合わせる。
これだけで、遠回りせずに候補を絞り込めます。
「最低限動く」と「快適に使える」は別の話
ここで注意しておきたいのが、Adobe公式が示す最低要件と、実際に快適に作業できる環境は、同じではないということです。
💡 ここがポイント
メモリ8GBは「起動して基本操作ができる」最低ライン。複数ソフトを同時に開く、大きいデータを扱うといった実際の作業では、16GBが安心の目安です。
たとえばメモリは、公式の最低要件としては8GBでも動作します。
ただしこれは「起動して基本操作ができる」ラインであって、複数のソフトを開きながら作業する、大きいサイズのデータを扱う、といった場面ではかなり心もとない数字です。
SSDが足りずに動作が遅くなり、作業中にフリーズを繰り返してストレスを感じる、という声は珍しくありません。
購入時は「最低要件を満たしているか」だけでなく、「自分がやりたい作業に対して、快適に動くラインかどうか」まで見て選ぶのがおすすめです。
作業内容によって、必要なスペックは変わる
グラフィックデザインといっても、やりたいことは人によって違います。
ロゴやアイコンのような、線と面で構成するシンプルなイラスト制作(Illustratorが得意とする分野です)が中心なら、それほど高いスペックは必要ありません。
一方で、写真を大量に合成する、大判のポスターや冊子を印刷前提でデザインする、Illustratorの生成AI機能を使い込む、といった作業が増えるほど、メモリもGPUも要求が上がっていきます。
学習用に選ぶ場合は、今すぐの用途だけでなく、この先グラフィックデザインからWebデザインへ学習を広げる可能性も見込んでおくと安心です。
あとから「あと少しスペックが高ければ」と後悔するケースは、こうした将来の広がりを見込んでいなかったことが多いように感じます。
入学時はイラスト制作だけのつもりで最低ラインのメモリを選んだものの、途中で写真加工やコーディングにも興味が広がり、動作の重さに悩まされる、という相談は決して珍しくありません。
最初から高スペックを買う必要はありませんが、「今の自分」だけでなく「半年後の自分」も一緒に想像しておくと、選び方の軸がぶれにくくなります。

今のパソコンでも始められる?買う前に一度相談してほしい理由
説明会でよく受ける相談の一つが、「今のパソコンのスペックが分からないまま、なんとなく不安」というものです。
実際には、今使っているパソコンの型番さえ分かれば、5項目に照らし合わせて判断できます。
買い替えが本当に必要かどうかも含めて、まずは確認してみることをおすすめします。
⚠️ こんな相談もよくあります
数年前に購入したノートパソコンのメモリが8GBしかなく、IllustratorとPhotoshopを同時に開いた瞬間に動作が固まってしまい、そこで初めてスペック不足に気づいたケースも。早い段階で相談していれば、余計な出費や作業の遅れを防げた場面です。
受講生の中にも、購入前に相談してもらったことで、無理に高いパソコンを買わずに済んだ人もいれば、逆に「このスペックだと途中で厳しくなる」と分かって早めに買い替えを決断できた人もいます。
パソコン選びで足踏みするより、一度話してみるほうが、結果的に近道になることが多いです。
まとめ
パソコン選びは、機種名やメーカーのイメージで決めるものではなく、対応OS・メモリ・SSD容量・画面・GPUという5つの項目を順番に確認していけば、自分に合った一台は見えてきます。
そして、最低要件と快適に使える環境は別物だということ、作業内容によって必要なスペックが変わることも、あわせて覚えておいてください。
今のパソコンで始められるかどうか迷っている段階でも大丈夫です。
名古屋校では、パソコン購入前の相談も個別説明会の中で受け付けています。
無理に高いものを買う前に、一度話してみませんか。
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投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
デジタルハリウッドSTUDIO名古屋を運営。1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋・東京・大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
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